たま醤油 - 伝えよう「和食」文化を。

たまブログ伝えよう「和食」文化を。2015.10.18

秋も深まり、空が高いです。
本社前のさくら通り(桜並木が福井市街地の東西にのびています)は、いよいよ落ち葉の
シーズンとなりました。
落ち葉掃除機の登場です。

今日は、学校給食にも使われている、六条大麦の製品を販売しておられる、福井大麦倶楽部の大麦ママさんからお誘い頂き、農林水産省主催、福井県共催の
和食が育む、人の味日本覚と食文化シンポジウムに行ってまいりました。

 2013年に、「和食:日本人の伝統的な食文化」が、ユネスコ無形文化遺産に登録され、「和食」が、料理だけでなく、「自然を尊ぶ」という日本人の精神に基づいた文化として、世界に広く認められたということです。そこで、人類共通の財産となった「和食」文化を、保護・継承していくために、まずは日本人が共通理解を深める必要があります。
福井県は、食育という言葉を初めて本で紹介された石塚左玄氏が福井市の出身であり、若狭地域は、昔から天皇家に食材を送っていたいた「御食国(みけつのくに)若狭おばま」として、食のまちづくりに熱心にとりくんでいるところです。
同時開催で、こどもだし教室もあり、沢山の親子連れのお姿を拝見しました。
子どもの時の経験、体験は、きっと記憶に残り、だしのきいた「和食」が美味しいことを、受け継いでいってくれることと思います。
  シンポジウムの方は・・・
  まず、テレビでも有名な服部学園理事長の服部幸應先生の基調講演
「和食の食育力のすすめ」
  知育、徳育、体育に食育、才育を加えた五育の考えを、日本で最初に唱えたのは
  福井の石塚左玄先生です、とおっしゃって下さいました。
  印象に残ったのは、
  3~8歳の時期に一人で食事(個食)させず、家族で一緒に食事をすることが大切であると。

  ましてや、テレビを見ながらの食事はよくないことであると。
  当然のことのようですが、実際の統計では、かなりの高い数字で個食の子供がいるとのこと。
  親子のスキンシップ、そして、家庭での躾(しつけ)ができるように、大人が気を付けるべき
  
である、というお言葉でした。

続いて西川福井県知事、服部先生、東京農大名誉教授で福井県里山里海湖研究所所長も務められている進士五十八先生のトークセッション「食育発祥の地福井の魅力」
そして、「和食授業のすすめ」「農業体験」など事例紹介
   他県の和食授業例は
   是非福井の小学校でも取り入れて欲しいと思う内容でした。
   農業体験は、
   坂井市の上江ファームさんの園児や高校生対象の取り組みの報告。

   受け入れてくれるところが、県内中にできたら、と思いました。
       
最後に「地域で育まれる和食」と題してパネルディスカッション
 
 現在の我が家の食事に関しては、ほぼ合格かしら。とちょっと自信を持ちつつ、でも気持ちに余裕がないと、ついお手軽なものにも手が伸びてしまう時もあり、反省。
  
 和食にかかせない「醤油」の製造に携わっているものとして、これからも、安心、安全な食材に心がけ、和食文化の普及のお手伝いをさせて頂こうと思いました。

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